アラフォーアラフィフが痩せずらい理由。代謝?カロリー?

最近やたら暑いですね。体調はいかがでしょうか?
さて今日は、
アラフォーアラフィフはなぜ痩せずらいのか?
代謝が悪い?カロリーの摂りすぎ?
について書きたいと思います。
昔は少しダイエットしただけで減量できたのに…。というお声をよく聞きます。
確かにそうですね。
昔は痩せやすかったのに、今は同じことしても痩せない。
良く見るのが、昔に比べて代謝が悪いから痩せないというものです。
これについては、声を大にして言わせてください。間違っていると思います。
20代(50キロの場合)
基礎代謝量1180㎉
40代(50キロの場合)
基礎代謝量1140㎉
その差は40㎉です。
40㎉とは、ゴハンやや大きめの一口くらい(25gくらい)です。
またこの40㎉は、朝の身支度20分程度で消費できてしまいます。
こうして見ると、代謝量は大きく変わらないのです。
これでも代謝が悪いから…となりますでしょうか?
なんか違う気がしますね。
では若い時と比べて決定的に違う点はなんでしょうか?
それは、筋肉量と内臓疲労です。
まずは筋肉量から。
昔はずっと立っていても平気だったのに、今はすぐに座りたくなってしまう…。こんなことありませんか?これは、若い時に比べ同じ姿勢でいることが多かったり、筋肉を修復させる能力が衰えているためです。
また、使われすぎの筋肉、使わなすぎの筋肉も若いころに比べてよりはっきりとしてしまうからです。
効率よく立つ、歩くための筋肉がきちんと使われていないため、余計な筋肉を使わなくてはいけなくなってしまっているのですね。しかも疲れた筋肉が元に戻りにくい。いつも疲れて硬くなっています。
きちんと働ける筋肉が少ない。
正常に動ける筋肉が多ければ多いほど、消費されるカロリーは増えます。
硬く、疲れ切っている筋肉はカロリーを消費できないのです。
次に内臓疲労についてです。
内臓疲労もそうですが、ダイエットに関しては、すい臓と腎臓を重視しています。
要は血糖値ですね。
当院にお越しの方や、ダイエットプログラムを終了した方、ブログを見てくださっている方はご存知かと思いますが、アラフォー以降痩せないもう一つの大きな原因はこの血糖値です。
特に食後血糖値が痩せない原因となっています。
カロリーの摂りすぎだけではありません。
空腹を感じる⇒糖質を摂る⇒血糖値が上がる⇒インスリンが分泌される⇒血糖値が下がる⇒血糖値を上げるために空腹感が出る⇒糖質をがっつり摂る⇒インスリンがドバっと出る⇒激しい空腹感…。。
みたいなループが出来上がります。
このループをそれこそ〇十年と続けていることになります。
ずっと内臓に負担をかけて続けてしまっているのですね。
血糖値を下げるインスリンは、カロリーを脂肪細胞に引き込む働きがあります。いつもカロリーが引き込まれるので、脂肪細胞の容積が大きくなってしまいます。(脂肪細胞が大きくなる)これが中年太りです。
また、加えて、いつも出すぎたインスリンは少し糖質制限をしたくらいでは、分泌量が変わらないと言われています。だから1食置き換えや、1日1食などの糖質制限をしたとしても痩せられないのです。
インスリンが出すぎてしまう内臓の癖が出来上がってしまっているわけです。
また糖質の摂りすぎは膵臓や腎臓だけでなく、胃や腸などにも大きな負担をかけています。
特に腸は、糖質を摂りすぎた生活を続けていると、慢性的に炎症が起きている状態になります。これでは健康的に痩せられるはずがありません。
なので、体重やカロリーを気にする前に、血糖値を意識しなければなりません。
なんか今日はやけにお腹がすくな…こんな時は、前日に血糖値が乱高下しているはずです。
やけにお腹がすくから、なんか食べたい、チョコ1個だったらカロリーそんなにないからまあいいか…、これではこの後血糖値は再び上がったり下がったりをするので、痩せるはずがないのです。
ご理解いただけましたでしょうか?
まとめますと、アラフォー以降痩せにくいのは、代謝やカロリーではなく、(もちろんカロリーオーバーは論外です)きちんと動く筋肉の不足と、血糖値が安定しないから。
まずは血糖値を安定させ、不要な空腹感が出ない状態にする(インスリンの分泌量を減らす)。その後筋肉量を増やした上で、ここで初めてカロリーを気にするのですね。もちろん栄養バランスは必須です。
すぐ痩せたいから何も食べないというのは、危険なので絶対やめましょう。
筋肉が痩せてリバウンドの原因になりますし、何より健康上とても良くないです。
今大事な免疫力下がっちゃいますよ?